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| 知育偏重から心と体のバランスのとれた教育を提唱するホリスティック教育の考え方が日本に持ち込まれて今年で10年。徐々に根づき、次代の教育を支える認識となりつつある。心の闇が深い少年たちが増えている現在、社会や人間関係の断絶をつなぎ、学び、生きる喜びを取り戻す試みが進められている。今月10日、日本ホリスティック教育協会主催の一般セミナーが大阪で開かれ、ホリスティック教育の現状などが報告される。(社会部 河嶋一郎) |
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ホリスティックとはホール(全体)やヒーリング(癒し)と同じく、ギリシャ語のホロスという言葉が語源。ホリスティック教育とは「つなぐ」という言葉をキーとして、ばらばらになったものを全体として統合し、関連づける考え方をもとにしている。 吉田敦彦・大阪府立大阪女子大学助教授(日本ホリスティック教育協会副代表)はこう話す。 「同時にこれまでの教育が忘れてきたのが、子どもの太刀に学ぶ喜びや生きる喜びを育てるということ。学校だけが学びの場ではない。生涯学習の時代には、知識の寮ではなく、学ぶ喜びや生活に根ざした学び方が大切になる」 今は知識、情報だけならパソコンや情報機器を通して得ることができる。もはや学校は知識を教える場所というよりも、「違いと出会える場所」に役割を変えていくしかないのではないか、とも吉田さんは指摘する。 様々な違った人との出会い、パソコンで得ることのできない体験、自然とのふれあいなど。同年齢の子どもばかりの教室を離れ、異年齢の子どもたちのつなぎもその一つ。教師の役割も変化を求められ、何か特殊な技能や専門的な知識をもった近所の人が学校で教えるといったこともあっていい、という。 学校現場で先行実施されている「総合的な学習の時間」に大きな期待が集まっているのも、ホリスティックの考え方に近い、こうした体験型、科目横断型の教育が実践される可能性を秘めているからだ。 連絡先は電話0258・82・5057。 |
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10日、大阪で公開セミナー 日本ホリスティック教育協会主催の一般公開セミナーは、10日午前10時から大阪市天王寺区の應典院で開かれる。 |